ひとくくりに二世帯住宅と言っても、完全な同居型や同じ敷地内のご近所さん型のようにさまざまな種類があります。
大きく分けてタイプは3つあり、ここからは一つ一つを順番にご紹介していきます。
 

＊独立タイプ

これは、玄関やトイレ、お風呂のような共有する設備が一切なく完全に分かれているタイプです。
親世帯・子ども世帯、それぞれが完全に独立した生活ができるため、お互いが気を遣う必要がありません。
そして、防音にさえ注意すれば設備面でのトラブルは少なくなるでしょう。
また、二世帯住宅が解消された後、賃貸としての利用も比較的簡単です。

しかし、それぞれに設備が必要になり、光熱費もかかるため、二世帯住宅の特有である金銭的なメリットは少なくなります。
 

＊一部共有タイプ

これは、キッチンやトイレ、お風呂といった一部の設備を共有で使うタイプです。
このメリットは、通常2つ必要なものが1つあるだけで良いため、予算やスペースを削減できることでしょう。

反対にデメリットは、共有部分を使用する際、使い方や間取りによってトラブルが起きやすいことです。
例えば、親世帯がお風呂に長い時間入るため、その間洗面台が使えないことや、子ども世帯が夜遅くにお風呂に入るため、シャワーの音で目が覚めてしまうといったトラブルがあります。

このように、今まで自由に使えていたものが共有になると時間や使い方が制限されやすいのです。
 

＊融合タイプ

これは、個室以外の設備をすべて共有して使用するタイプです。
メリットは、費用が大幅に抑えられることや、困ったときにすぐに駆け付けられるといった助け合いができる部分でしょう。

しかし、先ほどの一部共有タイプと同じように、生活リズムの違いから共有部分の使用時間や使い方が制限されるのに加えて、個人のプライバシーをどうやって確保するのかが難しくなります。

注意点は3つあります。

まず1つ目は、二世帯間での話し合いをしっかりとすることです。
二世帯住宅へのリノベーションでは、多くの費用がかかります。
話し合いをせずに片方の意見で決めてしまっては、我慢した方のストレスが溜まってしまい、トラブルに発展する場合があるでしょう。
そのため、金銭的な面や家事分担といった面では、お互いが納得するまで話し合いをすることが二世帯住宅での生活を成功させるコツです。

2つ目は、お家のタイプを定めることです。
先ほど、二世帯中には3つのタイプがあるとご紹介しました。
この中でどのタイプにするのかを、事前にはっきりと決めておきましょう。

3つ目は、バリアフリーを取り入れたお家にすることです。
親世帯と同居する上で、バリアフリーのお家にすることは重要になってきます。
例えば、段差を減らしたり、廊下や階段には手すりをつけたりすることで、怪我を未然に防げるでしょう。

今回は、二世帯住宅へのリノベーションで失敗しないためのコツをご紹介しました。
二世帯住宅は、親世帯と子ども世帯の距離をグッと縮めてくれる大切なものです。
二世帯住宅へのリノベーションする際は、今回ご紹介した3つのポイントに注意してみましょう。

二世帯住宅へのリノベーションについては、オノコムリビングワークスまでお気軽にご相談ください。

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