外観の劣化がひどい場合は、修繕にかかる費用を多く割り当てなければいけません。
そうなると、本来取り入れたかったものが取り入れられなくなってしまいます。

外観の中で確認いただくポイントは下記の2つです。
・外壁のひび割れなどの劣化状況
・窓のサッシの劣化状況

まず外壁にひび割れがあると、そこから雨水が浸入してしまい、内部まで劣化が進んでいる可能性があります。
内部まで劣化してしまうと外壁だけの問題ではなくなるので、大規模な修繕が必要です。
ただ、ひび割れの状況によっても変わるため、ご相談ください。

また、窓のサッシの劣化のサインで挙げられるのは、開閉がしやすいかどうかです。
スムーズに動かない場合、家の構造自体に問題があるかもしれません。
内覧時に確認し、「おかしいな」と感じた場合はすぐにお知らせください。
 

住宅内部の劣化は、家自体の寿命や家族の健康に大きな影響を与えます。
特に湿気など水分は住宅にとって大敵であり、そこからカビが生えたり、内部を腐食させます。
内部が腐食していると、構造面からの改修が必要です。
そのため、物件購入前には過去のリフォーム状況を含め湿気・結露などの対策がなされているかご確認ください。

なるべく劣化が深刻でない物件を選んだ方が、より自分らしい生活にするための理想の実現に費用を充てていただけます。

住宅の構造によってリノベーションをして解決できることとできないものがあります。
例えば、2×4工法で建てられた戸建の場合、構造的に取り壊せない壁があるため、間取り変更の選択肢は制限されます。
ただ、6面の壁で支えるため、住宅そもそもの頑丈さが強みです。

※2×4工法とは
別名「木造枠組壁工法」と言い、6面で箱を作るようなイメージの工法です。

これに対し、在来工法で建てられた戸建の場合、柱や梁など木で「軸」を組み立てるため、耐力壁以外の自由に取り壊せる壁が多い分、間取り変更が行いやすくなります。

※在来工法とは
別名「木造軸組工法」と言い、日本の伝統的な住宅工法です。
2×4工法とは違い、柱や梁などの「線」でお家を組み立てます。


このようにお家の建て方(工法)によってリノベーションで行えることが大きく変わるのです。


また、木造、S構造(鉄骨)、RC構造(鉄筋コンンクリート)それぞれの構造でもリノベーションができることとそうでないことがございます。
細かな違いやご自身の理想の住まい、生活スタイルを考えた時にどれを選ぶべきなのかご提案させていただきますので、お気軽に当社までご相談ください。

今回は、リノベーションに向いている中古戸建を見抜くポイントを紹介しました。
物件の現在の状況やお家の建て方によってどういうリノベーションが必要なのか、そもそもリノベーションができるのかが大きく異なります。
マイホームを持つことがゴールではなく、スタートです。
今後の生活も考えた上で、どういう物件を購入してリノベーションをするのかを考えていただいた方が良いです。
マイホームをお考えの方は、お気軽にオノコムリビングワークスまでご相談ください。
 

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