耐震基準とは、建築基準法、建築基準法施工令によって定められている耐震性能の基準です。
耐震基準は、建築の許可を得るための条件として国によって定められています。
そのため、耐震基準を満たしていない住宅は、建築確認の許可が下りず建築できません。

近年、建築基準法などに反して建てられたものや、大規模なマンションが耐震基準を満たしていなかったことが明らかになる問題が出てきています。
しかし、このような問題は以前からあり、一定の割合で違反している物件があることを理解しておきましょう。
このような問題は、ご自身での判断が難しいため、住宅診断を依頼するのが最も良い対応策でしょう。

また、現在の耐震基準に適合しているものは、2000年以降に建てられたもの、または1999年以前に建てられ、現在の基準に適合するように改修がされたものです。
つまり、1999年以前に建てられた改修がされていないものは、耐震基準を満たしていない可能性があるため注意しましょう。

耐震基準については、1981年に大きな改正があり、それ以降の基準は新耐震基準と呼ばれています。
新耐震基準では、以前よりも基準が厳しく、震度6強の地震が起きても崩壊しないように変更されました。
そのため、一戸建ての耐震については以前よりも安全になりました。

しかし、この基準というのは最低限の基準であり、時間が経過していくとともに劣化などによって耐震性が低下している恐れもあります。
また、今後さらに強い地震が来ることが予想されるため、より耐震性能が重要になります。

1階に店舗や倉庫などがある、外壁にヒビが入っている、シロアリ被害の経験があるといった方は、一度耐震診断を受けることをオススメします。
結果によっては、適切な耐震補強工事を行う必要があるでしょう。

今回は、戸建ての耐震リノベーションについてご紹介しました。
オノコムリビングワークスでは、お客様とのヒアリングにより、お客様の要望に叶う間取り、建材・設備をご提案させていただきます。
何か気になることやご不明点がありましたら、お気軽にご相談下さい。

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