キッチンは流用した方が良い？リノベーションキッチンの移動について解説！|リノベ不動産

中古住宅＋リノベ　情報コラム 2021.03.17

リノベーションでキッチンを移動させ、キッチンを今より使いやすくしたいと考えている方もいるでしょう。
しかしキッチンの移動にはいくつか注意点があり、事前に注意点を把握する必要があります。
今回は、キッチンを移動させる前に確認しておいた方が良いことを解説します。

□キッチンの流用はおすすめできない

キッチンリノベーションを行う際、既存のキッチンをそのまま移動させ使い回そうと考えている方もいるでしょう。
その方が安く済み、使い慣れている分、扱いやすいと考えているためです。
そのため、実際に既存のキッチンがそのまま用いられることもあります。

しかし、キッチンの流用は以下のような理由であまりおすすめできません。
第1に、本体ごと交換しても少しは安くなりますが、費用はそれほど変わりません。
第2に、新しいキッチンスペースにサイズやデザインがなじまないことがあります。
第3に、システムキッチンの持ちは15年から20年と言われており、タイミングによってはすぐ買い換えが必要な場合があります。

そのため、既存のキッチンをすごく気に入っており買い換えたくない場合や、それほど年月がたっていない場合を除いては、新しいキッチンと交換した方が良いと言えるでしょう。
ただし、キッチンを流用するか否かの判断が難しい場合もあるので、判断に迷ったら専門家であるリノベーション会社に相談するのがおすすめです。

□キッチン移動前に確認する必要があること

キッチンを移動する前に確認しておいた方が良いことを3つ説明します。
ポイントとして、配水管に十分な勾配を確保できること、排気ダクトを引き回すルートがあること、マンションの管理規約で認められていることが挙げられます。

最近の一戸建ては自由度が高いため問題になることは少ないですが、マンションや築年数が古い家では配水管が影響し、思うように移動できないことがあります。
特にマンションではその影響が顕著であり、メインの配水管が共用で移動できません。
メインの配水管とキッチンの排水口の位置が遠くなる場合は、勾配を設けられず、つまりの一因になるでしょう。
このようなことが発生しないためにリノベーション会社としっかり打ち合わせを行った上で決めることが大切です。